新入りと先住猫

キャットシッターしろねこしろの福元です。

子猫がやって来てもうすぐ三週間です。

初めの頃は全然鳴かないし、本当におとなしくて、よくこんな控えめな性格で過酷な外の世界を生き抜いたものだと感心しておりました。が、最近は元気いっぱい!
今朝なんて夜中にあばれたらしく、水がこぼれて猫ベッドがビシャビシャになっていました。

病み上がりで本調子じゃなかったのが、だんだん元気になってきたようです。ピニャーと小さい声で鳴くようにもなりました。

でもまだ目は涙が出て、瞬膜も半分くらい出たままで内蓋みたいになっています。
目が開いているのに白目というガラスの仮面ばりの顔。。

それでも、保護した時のひどい状態を思えば、だいぶ良くなりました。
スッキリパッチリ治るといいんですけど。


目薬をさされて落ち込む子猫
目薬をさされて落ち込む子猫


子猫を家の中で隔離するなんて初めての経験で、先住猫さくたに大変気をつかっております。

いつもは自由に入れる部屋に入れなくなって、なんだか知らない猫の匂いはするし、飼い主は何かコソコソとやっているしで、さくたは今、我々に不信感でいっぱいだと思います。
早く会わせてやりたいですが、ここが我慢のしどころです。8月いっぱいは隔離ですけん。。




何かいるよね?
何かいるよね?


子猫に「ぎんじ」という名前をつけました。

さくたにぎんじを会わせたら、どんな反応をするかなーと考えるのが楽しいです。
初対面のやり方さえ間違わなければ、さくたは結構受け入れるタイプなので、仲良くなってくれるだろうと思っています。

昔、たけのこが家にやって来た時にこんなことがありました。

もともと我が家では、さくた1匹だけを飼っていました。
5年前に私の親が亡くなり、実家で飼っていたたけのこを引き取ることになりました。さくた3歳、たけのこ10歳の時です。

私はさくたを連れてしょっちゅう実家に行っていて、ふたりは知り合いの猫同士でしたので、一緒に暮らし始めて特に問題は無かったです。

ある日、たけのこがなにかやらかして、夫がわりと大きな声で叱ったことがありました。
その時さくたがパーッと走って来て、たけのこの前に立ちはだかり、夫を見上げました。
「たけ兄ちゃんを叱らないで」と夫に立ち向かっているようでした。オロオロしながらでしたが。(弱い…)

猫ってこんなことするんだ。かばったりするんだ。かなり驚きました。
さくたからすれば、たけのこは我が家にやって来たばかりの新入りだったので、先輩である自分が守ってやらねばと思っていたのでしょうか。面倒見のいいやつー。

その頃、たけのこは飼い主が変わり、住まいが変わり、狭いマンションで庭にも出られなくなって、のんきな性格ではありましたが、ストレスを抱えていた時期だったと思います。

さくたは、そんなたけのこ兄ちゃんに気をつかっていたのかも知れません。
そういう猫なので、ぎんじのこともかわいがってくれると思います。

仲良くなって早く猫同士で追いかけっこをしてくれるといいなぁ。私との追いかけっこじゃ物足りないだろうし。
お留守番も2匹だと寂しくないだろうし。

早くぎんじが完治して、隔離が終わる日が待ち遠しいです。

たけのこ&さくた
たけのこ&さくた