ねこ飼いと防災

キャットシッターしろねこしろの福元です。

昨日、私の住むところ周辺で大きめの地震がありました。
私は家に居ました。

どがーんという大きな音と振動から始まったので「桜島の噴火か?」と最初のんきにしていましたが、
あっ違う!と気づいてゾワっとなりました。

うちの猫はというと、音と振動で飛び起き、寝床から飛び出してダダーっと走っていきました。
寝ていたところだったので、突然のことにびっくりしてパニックになったようです。
様子を見に行くと、しっぽをボワボワにふくらませて窓の外を確認していました。
ま、やみくもに走って行き止まりの窓にたどり着いたんでしょうね。

私は家の中にいて、猫の様子を落ち着いて確認することができましたが、もしその時、外にいたとしたら。
中にいる猫が心配で、慌てて玄関をバーンと思いきり大きく開けたかもしれません。

そこにちょうどパニック状態の猫が走って来たら、外に飛び出していたかもしれない。
どこまでも走っていってそのまま迷子になっていたかもしれない。
車の前に飛び出す可能性もある。…と、次々にこわい想像をしました。

私は以前、かわいがっていた猫を行方不明にしてしまったことがあり、わりと重いペットロスを経験したため、脱走対策には非常に気をつかっています。

ただ、玄関だけは床から天井までの完璧な脱走対策が難しく、高さ70センチの置き型のペットゲートを一応置いています。
その高さでも猫にとってひとつハードルがあるようで、抑止力にはなっているのと、
加齢によって外への関心がうすれているらしく、普段であれば大丈夫です。

ですが、昨日のようなパニック状態になったら、70センチの高さを飛び越えるなんて軽くヒョイですからね。
改めてちゃんと脱走対策を考えねばならないと思いました。



猫に「落ち着け」と言っても無理だし
猫に「落ち着け」と言っても無理だし


ちなみに、猫には迷子札付きの首輪をつけてもらっています。
本当は何もつけないのがいちばん楽なのでしょうが、もしもに備えて着用をお願いしております。
できるだけ煩わしくないように軽いものにしているからか、あまり気にしていない様子ではあります。

マイクロチップ装着については、今後検討したいと思っていますが、なんとなく抵抗ありますね。
義務化が進んだら、去勢や避妊手術とセットにして、麻酔が効いているうちに一緒にやってもらえれば負担が少なくていいなあと素人の私は思うのですが、どうなんでしょうか。

そのマイクロチップ、こたつ好きの犬猫には気を付けないといけないようです。
人間用のこたつの遠赤外線がマイクロチップの金属部分に熱を集めてしまい、火傷の危険があるという記事を見つけました。
なるほどー、完全義務化の国もあるみたいですが、海外にはこたつがないもんなぁ。日本ならではの気付きですね。

うちの猫も、こたつの守り神か?というくらい冬中入り浸っていますので、マイクロチップを入れるなら対策を考えなければならないです。